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車上狙い・車上荒らしに遭わないために

車上荒らし

車上狙いや車上荒らしなど、自動車内の窃盗犯罪は減少傾向にあるが、根絶したわけではない。
最近ではスマートキーの弱点を利用した手口も増えてきているので、引き続き警戒が必要だ。
ここでは、車上狙いや車上荒らしの手口を解説しながら、被害に遭わないための対策について考えていこう。

車上狙い・車上荒らしが盗むもの

現金・バッグ

現金やブランドバッグなど、金品を目的に車上荒らしをする者はもちろんいる。
車内に財布やバッグを置きっぱなしにした状態でその場を離れると、これらが狙われやすいのは当然だが、中には車内に小銭が残されているだけで荒らされる場合もあるため注意が必要だ。
また、ゴルフ道具など換金しやすく高価なものが車内に残されていると被害に遭いやすい。
ゴルフバッグなどはなるべく目につかないようトランク内に保管することが賢明だ。

車両パーツ・AV機器

次に狙われるのが、エアロパーツやアルミホイールなどのパーツ類。
カーオーディオやカーナビといったAV機器が盗まれる事例も多い。最近ではネットオークションやフリマアプリなど、個人間の売買サービスで換金されるケースも増えている。

商用車も狙われる

車上荒らしが狙うのは自家用車だけではない。
配達業者など、運転手が席を離れることの多い商用車も被害に遭いやすい。荷物を届けるために鍵を開けたまま車両を離れ、戻ってきたときにはバッグや財布が盗まれていた、という事例もあるのだ。仕事中や会社の車であっても気が抜けない、どんな車もお構いなしに狙ってくるのが車上狙いなのだ。

車上狙い・車上荒らしの手口

最もスタンダードなのが、窓ガラスを割って車内に侵入する方法だ。大きな音が出にくく、割れても目立ちにくいことから後部座席付近の「三角ガラス」が割られる手口が多いという。
また、最近増えてきているのがスマートキーの電波を利用した「コードグラバー」という手法だ。キーレス車の発する電波を遠方からキャッチして、ドアロックを解除して侵入する。

車上狙い・車上荒らしの対策

短時間でも必ずロック

基本的な対策として忘れてはいけないのがロックの徹底だ。コンビニやトイレなど、短時間だけその場を離れるだけでも狙われることがある。どんなに短時間であっても必ずドアをロックするよう、日ごろから徹底しよう。

スマートキーの電波を遮断する

車のスマートキーは常に微弱な電波を発信している。この電波を遮断することで、コードグラバーなどの不正なドアロック解除を防ぐことができる。金属製の箱にキーを保管しておくだけでも遮断できるので、今すぐ対策を行おう。