日中、誰もいないことの多い家や1人暮らしの家が狙われやすいのが空き巣だ。防犯設備の発達や人々の防犯意識の高まりによって認知件数は減少傾向にあるが、最近ではあえて在宅中を狙う「居空き」や主の就寝中に侵入して金品を盗む「忍び込み」が増えてきているという。
このような空き巣や泥棒の被害に遭わないためには、家の防犯セキュリティを高めることが重要だ。今回は家の防犯セキュリティを高める方法について紹介していきたい。
空き巣に狙われやすい物
住宅への侵入盗で狙われる物のうち、最も多いのがやはり現金だ。次に狙われやすいのが、換金しやすいブランド品や時計、骨とう品、貴金属類など。
これらに、キャッシュカードやクレジットカード、身分証明書など、小さくて運びやすい物が続く。
身分証明書が盗まれる理由は、クレジットカードを偽造したり消費者金融機関からお金を借りたりなど、悪用できる可能性があるからだ。
また、最近では、フリマアプリの浸透により電子機器や衣料品、コレクションアイテムなども狙われることが多くなってきている。
家に現金やブランド品がないからと言って安心しておくのはNG。しっかりと空き巣対策をしておくことが大切だ。
防犯アイテムでセキュリティを高める
空き巣や泥棒が入りにくい家、立ち寄りにくい家にすることで被害を防げる可能性が高まる。
テレビモニター付きドアホン
玄関のインターホンにテレビカメラを取り付ける方法は効果が高い。最近では、高感度のカメラや録画機能、スマホと連携できる機能を持つカメラなど、高性能なドアホンが登場している。
センサーライト
侵入者の動きを検知すると、センサーが反応してLEDライトが点灯するようになっているグッズだ。配線工事が不要な電池式タイプのセンサーライトも登場している。ホームセンターなどでも手に入るので、すぐに対策をはじめたいならおすすめだ。
屋内カメラ
留守中の家の様子を撮影・録画できる屋内カメラ。高齢者やペットの見守りに利用する人も多いが、防犯アイテムとしても役に立つ。万が一侵入されてしまったときに犯人の行動を撮影できるので、警察に届けた際に映像データが有力な証拠となるだろう。
防犯砂利
空き巣や侵入者は、物音を立てて周囲に気づかれないよう、常に警戒している。軽く踏むだけで大きな音が出るようになっている防犯砂利は、自宅の庭や玄関、ベランダなど、空き巣が侵入しやすいところに敷いておくと効果的だ。誰かに気づかれるコスパが良く、ホームセンターやネット通販でも気軽に手に入るので、自宅に合うものを見つけてみると良いだろう。