ホーム » ニュース » 盗まれたバイクを取り返した事例

盗まれたバイクを取り返した事例

追跡ツール

盗難に関するニュースは毎日のように流れている。窃盗犯が御用になるニュースも多く心強いが、残念ながら依然として車やバイク、自転車などの盗難は絶えないのが実情だ。
今回は、盗難に遭った車やバイクを無事に取り返した事例と、被害撲滅のために警察が取り組みはじめている対策について、ニュース記事をまとめてみた。

まずは、神奈川で起きたバイクの窃盗事件について。防犯アイテムとしても知られる「GPS」によって、盗まれたバイクを取り返したというものだ。

月極駐車場で盗まれたバイク

2023年3月、神奈川県のとある駐車場で、停めてあったバイクと付属品約20万円相当が盗まれた。
しかし、このバイクには盗難対策用の衛星利用測位システム「GPS」が設置されていたという。
そこで、バイクを盗まれた人の親族がGPSを頼りに捜索したところ、平塚市内のコンビニの駐車場でバイクを発見した。
すぐさま110番通報されて犯人が逮捕されたが、バイクを見つけたのが警察ではなく持ち主の親族だったという点が驚きだ。

オークションサイトで出品されていた盗品

次に紹介するのが、ロードバイク窃盗に遭い、自力で捜索して無事に取り返したというニュースだ。
ある日、自転車を高架橋下のガードレールに5mm程度のワイヤーロックで括り付け、1日半停めたところ、無くなっていたという。
放置自転車として自治体にも回収されていなかったため、持ち主がネット上で捜索したところ、オークションサイトに分解されて出品されていたとか。
そこで、犯人と直接コンタクトを試み、住所が確認できた時点で被害届を取り下げることを条件に交渉。何とか取り戻すことができたという。

追跡ツールを使って盗まれたバイクを発見

ニューヨークに住む男性が、8か月の間に同じバイクを2度もバイクを盗まれた。盗まれたのは、バイカーにも人気の高い2006年モデルのホンダCBR1000RRだ。
しかし、1度目に盗まれたときに取り付けていた盗難車追跡ツールが功を奏す。
警察の協力と追跡ツールのオンライン追跡サイトを使って、わずか20分後にはバイクの現在位置を突き止めたという。

ナンバーを記録するシステムを強化

茨城県は、自動車盗難ランキングで15年も連続でワースト1位という、自動車の盗難が多発する地域だ。
この問題に向き合うため、茨城県警は車のナンバー記録システムを増強することをはじめている。
通行した車のナンバーを自動的に読み取って記録するもので、素早い車両の発見や犯人検挙を目指すという。このようなシステムが1日でも早く全国に広まり、盗難犯罪の抑止力になってほしいものだ。